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テトテ・ハンドメイド・アワード2014 インテリア雑貨部門賞 受賞 またたびちとさん

キティブルーと呼ばれる子猫独特の青い瞳と、メインクーン独特のタビー(縞)模様。羊毛専用の針を刺しながら、ヒツジやアルパカの毛で形づくった子猫ドールは、今にも動き出しそうなほどリアルです。

受賞作品「メインクーン(レッドタビー&ホワイト)」

またたびちと さん

文系学部卒業後、某IT企業の編成部にてWEBディレクターとして勤務。ペット&フラワージャンルの担当で、可愛い犬猫画像に触れる機会が多く、作品のモデルになってもらう事もしばしば。2012年に羊毛フェルトと出会い、*またたびちと*という名前で羊毛の猫人形やキラキラした幻獣などを作りはじめ、その約1年後に犬人形も作りだす。得意な品種はヒマラヤン、メインクーン、パピヨンなど。 ブログ「またたびちと@羊毛フェルトの犬猫人形」

ーー ブログ「またたびちと@羊毛フェルトの犬猫人形」には、「2012年8月に羊毛フェルトに出会った」と書かれていますね。

大好きだった愛猫が亡くなったとき、ペットロスのような状態に陥りました。 「せめて亡くなった子に似た人形が手元にあれば……」と思い、リアルな人形について色々調べていくうちに、「羊毛フェルト」という技術がある事を知りました。「これだ!」と思い、ある作家さんに亡くなった子を再現した羊毛フェルト作品の制作をお願いしたのですが、その方がすごく優しくって…。その作家さんと、愛猫の特徴等をメールでやり取りさせていただくうちに、徐々に心の整理ができて、悲しみが薄らいでいくのを感じました。出来上がってきた作品は本当に素晴らしく、私にとって一生の宝物になりました。 その「宝物」を眺めているうちに自分でも作ってみたくなり、見よう見まねで羊毛フェルトを始めたのです。

ーー またたびちとさんの作品は、猫も犬も本物そっくりですね。どうやって、こんなリアルな姿を創り出されているのでしょうか?

ありがとうございます。そう言っていただけて光栄です。特徴的な筋肉のつき方や被毛の生え方は品種によって異なるので、事前に書籍やインターネットで下調べしてから作り始めます。 猫ちゃんの場合は、的確に特徴が捉えられているイラストや図鑑の写真を参考にしながら、ワンちゃんの場合は、近所のドックランに足を運び、実物を見せてもらって参考にしながら制作しています。

ーー 制作する猫や犬の種類は、どのように決めているのですか?

その時々で自分の技術力と相談しながら、図鑑をパラパラめくったり、SNSで集めた画像を見たりして、作れそうなワンちゃんや猫ちゃんを探して作っています。残念ながら「作りたい」と思ったイメージを具現化する技術はまだなく、力不足で作れない場合がほとんどです。ですので、着想を得て制作すると言うよりも、自分の技量に合った品種を選び出して制作している感じです。

ーー 研究熱心ですね。今後はどのように作品づくりに取り組んでいきたいですか?

今まで全く独学で羊毛フェルトの作品制作をしてきたのですが、時間に余裕ができたら、お教室に通って基礎からしっかりと羊毛フェルトについて学びたいと思っています。 愛猫を亡くしたときに作家さんに作っていただいた猫は、年月が経った今でも、1日1回眺めます。亡くなった子が恋しく、悲しい気持ちから眺めているのではなく、見ていると不思議に心が安らいで、幸せな気持ちになれるからです。 「作品の持つ力」という言葉をよく聞きますが、きっとこのような作品が「力を持つ作品」なのだろうな…と思っています。 一所懸命経験を積んで、私もいつかこのような作品が作れるようになりたいと思っています。